ひびのきろく

ちょっと覚えておきたいことを書き留めます。

重層的「わたし」の描像

「わたし」は意識的にしろ無意識的にしろ様々な目的を持って行動しているように思う。 しかし目的によってその時間軸は秒単位から年単位まで様々であり、空間方向の大きさも場合によって異なる。 また「わたし」はただ一つの目的のもとに生きているわけでは…

不連続性にある悲しみ

何かの終わりを予感して悲しみを覚えることがある。 私たちはものの始まりと終わりを感じる。ものごとには切れ目があると感じる。悲しみとは切れ目の感情なのではないか。 私たちは知覚するものを区切って内面化する。連続的な軌跡を小さい区間に断片化して…

自分の境界

「自分」であるという認識の範囲はどのように定まるのだろうか。 私たちは自意識の自然な単位が生物としての人間だと認識しているけれども、いつも決まってそうなのかと考えると違う気がする。 たとえば、痛みなどをトリガに手や足など体の一部に意識が集中…

孤独という感情

なぜ喜怒哀楽などの様々な感情があるのだろうと不思議に思うことがある。 人間の最も基本的な感情は、実は孤独なのではないか。 孤独が喜怒哀楽を呼び起こす原初の感情なのではないか。孤独でないことを喜び、孤独であることを哀しむ。孤独の陰に怯えて怒り…